Little Witch もてますカラCM その2

2012/12/26  Category: works,motion,anekawa,embroidery

刺繍とCM全体のクリエイティブディレクションを姉川が担当した、コスメブランド “Little Witch” の 「もてますカラ」 。その後、CM効果で売上が2倍になったという嬉しい報告も入ってきました。今回の記事では、エイジングケアができる効用と、大人の女性の洗練されたカワイイ世界観、その両方を伝えるためのプロセスについてご紹介します。

 

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「もてますカラ」 は毛髪の専門家が研究開発した、「マスカラでエイジングケア」できる“ まつ毛美容液いらず ”の最先端マスカラです。メインのターゲット層はデイリーにマスカラを使用する必要がある、25歳~30歳位の働く女性たちです。仕事にプライベートに日々忙しく、お洒落やメイクにも余念がない、そんな大人の女性が抵抗なく、素直にカワイイと思える表現を求めて、たどり着いたのが「刺繍」でした。Little Witchのブランディングからアートディレクションを手がけている DONGURI さんからの依頼で、公式サイトや店頭什器などのキービジュアルに使用する刺繍のロゴタイプを制作したことをきっかけに、Little Witchブランドの独自性のある表現として、刺繍のビジュアルを使った世界観が確立していきました。

 

≪ リトルウィッチ 「もてますカラ」 登場篇 CM (15秒) ≫ -女の子は “カワイイ” の研究者-
日夜おしゃれの研究に余念のない女の子が、新しいマスカラを研究しているシーンから始まります。浮遊している試験管から小さなの宝石(天然エンドミネラル)が化学反応し、キラキラ飛び出します。ついにエイジングケアができるマスカラを発見!
さっそく試してみると、まつ毛のハリ・コシがアップ。より一層かわいくなった女の子の元に、タキシードに身を包んでバラを差しだすピエールが求愛、花や動物たちも集まって来て、モテモテになるクライマックスシーンでしめくくります。

 

今回の15秒CMの一番の課題は、世界観と効用の説明を両立させることでした。「もてますカラ」を使い続けると、まつ毛にハリ・コシがでる、エイジングケアができるといった、商品としての機能をしっかり伝えること。ただし、CGでまつ毛をぐーんと伸ばすようなわざとらしい表現では、Little Witch がこれまでに訴求してきたメディカル感・清潔感・知的なブランドイメージに合わず、世界観も損なってしまいます。そこで、世界観を損なわず、ナチュラルに自然に伝えるために、エイジングケアの効用についても、刺繍を使った演出を取り入れています。

 
▼エイジングケアの演出に使用した刺繍モチーフ
「マスカラでエイジングケア」の最初のカットから刺繍を少し入れていくことで、全篇を通して刺繍のビジュアル遊びがあることを予感させる演出に。また、マスカラのブラシをフォローするようにキラキラした糸のステッチが流れ、糸が縫われながらまつ毛のハリ・コシを表現してるカットは、世界観と機能の両立にこだわって、最後の最後まで調整したポイントです。

▼ラストのクライマックスシーンに登場する刺繍モチーフ
タキシードのピエールや動物だけでなく、花や試験管までも擬人化され、女の子の可愛さに集まってくる、生きとし生けるものすべてにモテモテになっているイメージです。ピエールが一番ノリして、がんばってプロポーズしている箇所は残念ながら現在はカットされていますが、関西地区での先行オンエアVerでぜひチェックしてみてください。

 

絵コンテを元に、撮影前に何度もラフ映像を作り変えてテストを行っています。ラフ映像を見ながら制作スタッフやクライアントと打ち合せを重ね、納得のいくまで表現の工夫や調整を行い、完成度を高めていきました。映像や音の各分野においても豪華なメンバーが集まり、1つの作品をつくり上げています。
 

カメラマンは、資生堂やコーセーなどのCMも手がけている半沢健さん。フォトグラファーとしてファッション、広告、CDジャケット、風景写真にとどまらず、CMやミュージックPVの撮影や演出など、広いフィールドで活動をされています。今回はデジタルでは出にくい透明感のある、透き通った微細なトーンを表現するため、あえてフィルムで撮影を行っています。

 

CM全体のサウンドデザインは数々のCM音楽を手がけ、TV番組や映画・ゲームの音楽の他、アーティストのプロデュース・楽曲提供・アレンジなども手がける音楽制作プロダクション、マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツ代表の山口優さん、CMソングの作曲は宮川弾さんです。カワイイ世界観の中にもひっかかりを求め、耳に残る・覚えてもらえる、おしゃれでかつ個性的な楽曲のオーダーを見事に再現してくれました。

 

歌はユニバーサルミュージックに所属しているシンガーソングライターのQoo Bee Littleさん。単にかわいいだけでなく、特徴的で気になる声がCMソングのイメージにぴったりで、満場一致でQoo Bee Littleさんに決まりました。
ナレーションはアニメや吹き替えなどでも活躍されている、81プロデュース所属の寺田はるひさん。声のトーンやテンションなど、細かな要求に応じて、バリエーション豊かでプロフェショナルな声をいただきました。

 

撮影や映像に関する全体のプロデュースは、制作プロダクションのタングラムさん+Triple Additionalさん。映像の質感や空気感から、試験管や天然エンドミネラルをイメージしたダイヤのような宝石のCG、刺繍のアニメーションに至るまで、技術やクオリティの高さ、ビジュアルセンスは抜群です。

 

最後に、Little Witch 全体のアートディレクションをしているDONGURI さんは、今回のCMでも世界観の設計から細部のデザインまで手がけています。研究室をイメージした撮影セットも手作りされていたりと、ディティールをとても大切にされる細やかさは、Little Witchのブランディングはもちろん、クライアントの思いをクリエイティブの隅々まで行き渡らせています。

 

Little Witch のfacebookファンページにて、撮影時のメイキングムービーもアップされています。こちらもどうぞご覧ください。

 

 


レコチョク Webストア

2012/12/05  Category: works,web

Android や iPhone などのスマートフォンや、タブレット対応など、これまでに様々なデバイスで楽曲ダウンロードサービスを提供してきた 「レコチョク」 が、ついにPCでも楽曲の試聴・ダウンロードが可能になりました。それに伴い、カニカピラではPC向けWebストアのデザインとコーディング、JavaScriptの実装を担当しています。

 

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レコチョク初のPC 向け音楽配信サービスは、スマートフォンと同様、最新J-POPから洋楽・K-POPまで豊富なジャンルにわたる約100万曲を配信。シングルのほかにアルバムも取り揃え、収録曲をまとめて一括ダウンロードすることも可能です。 また、購入した楽曲は、購入した機器に関わらず、スマートフォンや、PC、タブレット、ニンテンドー3DSなどの複数の機器で、追加料金不要でダウンロード可能になりましたので、機器や携帯キャリアを問わず、いつでも気軽に楽しむことができます。

 

カニカピラではAndroid 向けに展開している音楽ダウンロードアプリ 「レコチョク」 も2011年に手がけていますが、今回のPC向けのWebストアは、スマホ向けのものとは別ものとして、一からデザインを行っています。
情報量が多いサイトのため、楽曲情報やジャケット写真は整理して表示させながらも作品画像が映えるよう、レコチョクのピンクを差し色に効かせたシンプルなデザインに。また、第2フェーズで機能拡張を行う際、ユニットやコーナーの増加にも対応しやすい拡張性と、快適な動作を実現するための構造や容量の最適化を意識したデザインに仕上げています。TOPページにはメイングラフィックになるバナーのスライダーを中心に、「PUSH(イチオシ)」や「NEW(新着)」などの最新の楽曲情報が表示されるカルーセルスライダーを実装し、一画面の中でも情報を整理してユーザーに伝えられるよう、JavaScriptの機能を取り入れています。

 

今まで以上に手軽に音楽を楽しむことができますので、アプリ同様、Webストアもぜひご利用ください。

 

 


Little Witch もてますカラCM

2012/11/13  Category: works,motion,anekawa,embroidery

Little Witch” の第一弾となるTVCM、マスカラでエンジングケアができる 「 もてますカラ 」 。 Little Witchのブランドイメージである大人の女性の洗練された可愛さと、姉川の刺繍の世界観がマッチした本作は、映像や音の各分野のスペシャリストが集まり、豪華なチームで制作されました。カニカピラは、クリエイティブディレクションと監督、刺繍の制作を担当しています。関西では2012年10月から、東京では11月10日からTBSやテレビ朝日でオンエアされていますので、ぜひチェックしてみてください。

 

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「もてますカラ」 は、使い続けるとまつ毛にハリ・コシがでる、エイジングケアができるマスカラです。現在放映中の15秒CMでは、そうした商品の効用を刺繍を使って表現することで、ナチュラルで独自性あるビジュアルに仕上げました。数々の刺繍モチーフとアニメーション演出、大人の女性の洗練されたカワイイ世界観をご覧ください。

 

Client : 株式会社フローフシ
Agency : DONGURI
Creative Direction : KANIKAPILA DESIGN Inc.
Production : TANGRAM / TripleAdditional
Art Direction : ミナベ トモミ、田村 優 (DONGURI)
Direction : 姉川 たく (KANIKAPILA DESIGN Inc.)
Creative Produce : 永倉 政信 (TANGRAM)
Produce : 高久 健太郎 (TripleAdditional)
Product Manager : 出口 絵梨 (TripleAdditional)
Model : 中野 唯花 (LDH)
Camera : 半沢 健
Light : 鈴木 康之
Hairmake : 室岡 洋希 (スリーピース)
Stylist : 後藤 仁子
Visual Direction : 鴫原 大輔 (TANGRAM)
Visual Design : 田島 太雄 (TANGRAM)
Edit : 田中 一成
Music Production : Manual of Errors Artists
Sound Design : 山口 優 (Manual of Errors Artists)
Composition : 宮川 弾 (Manual of Errors Artists)
Song : Qoo Bee Little
MA : 高橋 慎一 (NTT MEDIA LABO)
NA : 寺田 はるひ (81produce) / 出口 絵梨 (TripleAdditional)
Design : 五味 利浩、橋 杏朱 (DONGURI)
Embroidery : 姉川 たく (KANIKAPILA DESIGN Inc.)

 

 

次回のブログにて、CMのストーリー設定や演出の他、撮影や音にまつわることなど、随所にこだわった要素について、詳しくご紹介していきたいと思います。

 


アソビズム

2012/10/18  Category: works,web,recommend

『ドラゴンリーグ』 や 『戦国リーグ』 などのソーシャルゲームの開発や運営を手がけている 株式会社アソビズム のコーポレートサイトのリニューアルを行いました。個性豊かな会社のブランディングの一環として、美しく楽しく心に響くようなサイトをデザイン。「あ」の動きの表現や、ボールのはじけ方やリズムなど、随所にこだわった作りとなっています。

 

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クリエイティブとオリジナリティ、そして“アソビゴコロ”を大切にするアゾビスムは、単にゲームをつくっているのではなく、その先にあるコミュニケーションやライフスタイルをつくっていくことを標榜する、クリエイション主導のゲーム会社です。“オモシロイものをつくり続ける”というマインドのもと、何よりもつくることを優先し、厳しく楽しくゲーム制作に邁進する、そんなアソビズムさんの志ある方向性を示唆し続けられるブランドサイトを目指しました。

 

ヒアリングの段階で出てきたキーワード、「 “つくる” と “こわす” 」 「変化していく」 「つくり続けていく」 「アナログ感」 「シンプル」 「ひっかかりがある」 などの中から、社内にボルダリングスペースがあったり、柱がホワイトボードになっていたり、木や植物が多いなど、のびやかで楽しい社風も考慮して、サイトコンセプトを 「洗練されたのびやかさ」 としました。
のびやかな自由さが感じられる一方、クリエイションへの厳しさ、仕事への真摯な姿勢など、会社の雰囲気をそのままサイトに落とし込むこと、それが何よりもブランディングになるのでは!というのが今回のサイト制作のベースにある発想です。
 
また、日本古来のひらがなを用いたアゾビスムの「あ」のロゴは、ゲームやコンテンツを通じて日本独自の文化や企業感を世界へ発信するシンボリックなものとしてデザインされたもので、「あ」の持つ柔らかさと、ひらがなの持つオリジナリティは、アソビズムの企業イメージそのものを表していると言います。サイトをデザインするにあたって、そんな想いが詰まった「あ」を、まずはいかにしてシンボリックに、チャーミングに表現するかに力点をおいて構成していきました。

 

有機的な動きを「あ」に加えることによって、ロゴに込められた意味をよりストレートにインパクトをもって伝えたいといった意図から、http://www.blobsallad.se/の動きなどを参考に「あ」のモーションを計画。生まれては変化し、次々とつくり変えられていくクリエイションの様子を、画面全体の大きな演出として、下降しては弾けるカラフルなブロックの表現を使って設計しています。

 
最終的に、ロゴが目を引くTOPページでは、上から降ってくるモノクロのブロックが「あ」の文字にぶつかったり、スライドするコンテンツにぶつかると、たちまちカラフルな複数のブロックに変化し、はじけ飛ぶような演出が加わっています。「あ」の文字やブロックはマウスで触ることができ、眺めて楽しいだけではなく、ユーザーに飽きさせない仕組みになっています。下層ページでも、ブロックをマウスでドラッグすると動かすことができ、チカチカ反応します。こうした様々なギミックとデザインを一体化させることで、アソビズムさんの持つ 「洗練されたのびやかさ」 を実現していきました。

 

デザインからJavaScript によるアニメーションの演出にいたるまで、細部にわたって緻密に表現し、サイトの重さ対策や、iphoneでの最低限の閲覧、WordPressでの更新など、技術的にも多くの課題と要望をクリアしてのリリースとなったアソビズムのコーポレートサイト。今後、このサイトがアソビズムさんの楽しいストーリーを紡いでいくためのベースとなって、発信起点となることを、カニカピラ一同、楽しみにしています。

 

 


ネットでマングローブ

2012/09/18  Category: works,entertainment,recommend

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フジテレビの公式ゲームサイト 『フジテレビ★プラネッツ』 内で人気の 『ネットでマングローブ』 は、ゲームを楽しみながら、実際に沖縄の海にマングローブを植林できるソーシャルゲームです。カニカピラでは主に、ゲーム内で開催されるイベントに登場するアイテムや生き物の企画やデザインを手がけています。今回はこれまでの作例と合わせて、『ネットでマングローブ』 の魅力をご紹介していきます。

 

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ゲームに登録すると、マングローブを育てる自分のファームを持つことができます。マングローブに集まってきた生き物をコレクションすることでマングローブの木が成長します。ただし、成長を邪魔する 「ジンギス団」が現れた場合は 「お花スプレー」を使って退治しましょう。生き物をコレクションしたり、ジンギス団を退治することで、新たな生き物を呼び寄せるエサや便利なアイテムがもらえることがあるので、それらを使ってマングローブの木を育て、イベントやショップでファームを飾るアイテムを手に入れて、自分のファームを素敵にデコレーションしていきます。
 
ファームのレベルが上がるにつれて、出現する生き物の種類も増えますので、レアな生き物を捕まえるのも楽しみのひとつに。2012年9月現在で181種類もの生き物が登場、コレクションメニューの 「生物図鑑」 で自分が捕まえた生き物の特徴や獲得数もチェックできます。さらに、ユーザー同士でフォローし合える機能がありますので、それぞれのマングローブに現れた生き物を 「しゃぼん玉」 を使ってキープしてあげたり、ジンギス団を代わりに退治してあげたりと、お互いに協力しながらゲームを進めるのがポイントです。

 

 

ゲーム内に登場する様々な生き物やアイテムは、単にコミカルで楽しい見た目だけを追求するのではなく、マングローブの森で自然と生き物たちが共生している、平和で美しい楽園の世界観を大事にしながら制作しています。また、どんなタイプの生き物でも、同じ世界に住んでいることが分かるように、意識して描き分けています。クモやハチなど、リアルに描くと見た目がちょっと怖くなる生き物はキャラクタータッチにデフォルメし、ウーパールーパーやジュゴンなど、フォルムが可愛らしい生き物は元々のカタチを生かしたリアルめなタッチで制作し、同じ画面に出てきた時の違和感が出ないように心がけています。

 
 

『ネットでマングローブ』 では、毎月フジテレビとカニカピラで共同して様々なイベントを企画し、開催しています。これまでにも、『ちびまる子ちゃん』 や 『あらいぐまラスカル』 などの番組連動キャラクターがゲーム内に現れるイベントも行われ、大いに盛り上がりをみせています。カニカピラでは、主にイベント時に出現するスペシャルなアイテムの企画や数々のデザインを手がけていますので、以下にいくつかご紹介します。

 

 

▼2012年1月 「幸せを呼ぶ?! ハッピードラゴンをゲットしよう!」 / 2012年2月 「ちびまる子ちゃん放送1000回記念イベント」
1月はジンギス団が落とす「紅白まんじゅう」のエサで、「ハッピードラゴン」を集める、年明けのおめでたい雰囲気にぴったりなイベント。黄金に輝く“ツチノコ”や“子ブタ”、縁起のよい「ベイビードラゴン」の他、飾りアイテムの「マカロンの塔」や、ぷかぷか浮かぶ「ベイビーバルーン」を制作。2月はアニメ 『ちびまる子ちゃん』 の放送1,000回を記念したイベントで、ゲーム内に 『ちびまる子ちゃん』 のキャラクターたちが登場。スタンプを集めてもらえる超レアな「まる子キャラのマングローブ」も制作しました。

 

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▼2012年3月 「サンゴを植えて幻のマーメイドを復活させよう!」
ジンギス団に奪われたサンゴを取りかえして、マングローブの森に住む美しい熱帯魚たちを呼び戻すイベント。マーメイドの世界をイメージして、透明感のある、宝石のようにキラキラしたアイテムの他、幻のマーメイド「サクラジュゴン」を制作。さらに、現在も大活躍中の森のシェフ「リュックマ」(捕まえるとレアな生き物を呼び出す秘伝のエサがもらえる)も、このイベントで誕生しました。

 

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▼2012年4月 「マングローブの森に美しいチョウチョを呼ぼう!」
お花が大好きな森の花屋「サニーちゃん」を邪魔するジンギス団を退治して、マングローブに美しいチョウチョを呼ぶイベント。ジンギス団の「双子のカラクール王子」(カクテルバー「プリンス」で働く、モテモテバーテンダー)がつくるカクテルで「バタフ」が出現したり、飾りアイテムには虫と花の遊園地をテーマにしたチューリップ観覧車など、華やかなアイテムの数々を制作しました。

 

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▼2012年5月 「あらいぐまラスカル放送35周年記念!ラスカルと一緒に世界の海を旅しよう!」
ラスカルと一緒に船でインド、エジプト、オランダ、フランス、アメリカと世界一周の旅に出かけ、各国に到着するとファームの背景も変わる豪華なイベント。飾りアイテムには、ラスカルアニメの舞台となる1910年代のアメリカをイメージした、レトロでかわいい気球、船、機関車などの乗り物を制作。イベント期間中のスタンプカードのコンプリートでもらえる超レアな「ラスカルマングローブ」は、今も育成している人が多い、人気のマングローブです。

 

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▼2012年7月 「星にねがいを・・・恋の七夕ファンタジー!おねがいスタンプをあつめて二人の恋のお手伝い!」
おりひめとひこぼしの恋の成就を邪魔するジンギス団を退治して、マングローブに短冊をつるして、天の川をめざすイベント。一風変わった宇宙の七夕をイメージして、短冊型の宇宙人「星のどうぶつ(短冊モドキ)」や、飾りアイテムにはアニメ付の星が流れるオブジェや、牛がせっせと車を引っ張る「牛車」など、SFを感じさせるスペシャルなアイテムになっています。

 

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『ネットでマングローブ』 は、ただゲームを楽しむだけではなく、マングローブの植林を疑似体験しながら、そこに住む生き物たちを観察したり、他のユーザーと協力してマングローブの森を育てることで、自然の大切さを体験することができます。
2012年度の植林目標はすでに達成していますが、毎月楽しいイベントが開催されていますので、今後もどうぞご期待ください。

 


シークレットガールズ シーズン2

2012/08/16  Category: works,web,entertainment


2011年より、フジテレビの無料動画サイト 「見参楽(みさんが!)」 での配信や、小学館『ちゃお』の付録DVD「ちゃおちゃおTV!」で展開されていた 『シークレットガールズ』。実際のアイドルとしてCDデビューを果たすなど、人気を博したドラマの待望の続編となる 『 シークレットガールズ シーズン2 』 の公式サイトを制作しました。

 

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アイドリング!!!メンバーの伊藤祐奈さん、橋本楓さん、朝日奈央さんが主演するドラマ 『シークレットガールズ』 は、彗星のごとく現れた5人組スーパーアイドル “ シークレットガールズ ” が、ごく普通の中学生活やプライベートを秘密にして、中学生とアイドルの二つの顔を使い分けながら、恋や夢に向きあうストーリー。今作のシーズン2では、普通の女の子と同じように悩みながら、成長していく彼女たちの前に、ライバルとなる “ 3ign(サイン) ” が登場し、試練に立ち向かうストーリー展開が見どころです。

 

前作の 『シークレットガールズ』 では1ページだった番組サイトも、ストーリームービーやPVの配信、ドラマ内で登場する様々なアイテムのグッズ展開など、ドラマの世界から飛び出して実際にCDデビューを果たした彼女たちの活躍に合わせて、複数ページのサイトにリニューアル。前作から一新したシークレットガールズたちの80年代風のポップなファッションをヒントに、シャーベットカラーのカラフルな色使いと、80年代をイメージした三角や四角を切り抜いたグラフィカルなアイコンで、夢を追いかけて成長していく女の子たちにぴったりな、元気でさわやかなデザインに仕上げています。

 

 

サイト内のゲームコンテンツには、1日5回ずつ回せるガシャポンから、ドラマに出てくる “ スクモバ ” や “ カチューシャウィッグ ” などのアイテムを集めて、シークレットガールズたちの支度部屋を飾っていくゲーム 「シークレットガシャポン」 が登場。 ドラマに出てくる支度部屋の雰囲気に合わせて描いたイラストで、ゲーム中もシークレットガールズの世界観が楽しめます。 アイテムを揃えるとオリジナル壁紙がもらえたり、カードコレクションに挑戦してさらにアイテムを集めると賞品の応募もできますので、毎日シークレットガシャポンに挑戦してみてください。

 

 

 

『 シークレットガールズ シーズン2 』 は全8話。「見参楽(みさんが!)」 では2012年7月~2013年4月まで、毎月23日に1話ずつ(7月のみ2話分)配信されます。ドラマの視聴方法や更新情報など、詳しくは公式サイトをご覧ください。

 


もやしもん リターンズ

2012/08/06  Category: works,web,entertainment


講談社「イブニング」にて連載中の人気コミック 『もやしもん』 。フジテレビの深夜アニメ枠 “ノイタミナ” (毎週木曜24:45~放送)にて、2012年7月から再びTVアニメ化されている 『もやしもん リターンズ』 の番組公式サイトのデザイン、Flash、コーディングを手がけています。

 

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“オリゼー” をはじめとする可愛い菌がサイト上のあちこちに登場するにぎやかなデザインと、フラスコから菌たちがふわふわと漂って浮遊するアニメーションで 『もやしもん』 の楽しい世界観が再現されたサイトです。下層ページは、グローバルナビ部分は常に表示させつつ、スクロールしても動きのあるJavaScriptを使うことで、ページ遷移の見やすいサイトに仕上げています。
TOPページではクリックするとイベントが発生する隠し要素を3つ入れていますので、どこにあるか探してみてください。

 

簡単に作れる発酵食品の作り方を教えてくれる“かもたべ”や、キャストのスペシャルコメントやPC壁紙などがダウンロードできるスペシャルページも随時更新しています。その他にも、フジテレビではYahoo!モバゲーでかわいい菌を集めてかも(醸)すゲーム“ ネットでガチャガチャ もやしもん ” でアニメと連動したイベントを開催していますので、こちらもチェックしてみてください。

 
(c)石川雅之・講談社/「もやしもん リターンズ」製作委員会

 

 


あらびき団

2012/07/07  Category: works,design,entertainment,recommend
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arabiki1

2007年10月から2011年9月までの4年間、TBS系列で毎週火曜の深夜に放送されていたお笑い番組「あらびき団」。カニカピラは、100体ほどあるキャラクターのデザインや、背景CGセットのイラストレーションなど、独特の空気感をビジュアライズしている部分のデザインを担当していました。その制作過程をご紹介いたします。

 

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「あらびき団」は、テレビではめったに見られないようなコアな芸人さんを紹介する番組として、毎週火曜の深夜に放送されたお笑いバラエティです。番組名の“あらびき団”は、「レフト藤井」(藤井隆さん)と「ライト東野」(東野幸治さん)により結成されたサーカス団という設定で、そこに集まる粗削りな芸を持つ芸人さんをあらびきパフォーマーと称し、サーカス団員を募集するといった構成で番組が組まれていました。

 

初回の打ち合せで出たキーワードは、「めちゃくちゃ感」「少しPOP、アングラすぎない」「実はわかっている感じ」。
視聴者のファーストインプレッションは、荒削りで雑、自由でめちゃくちゃな印象に。でもそれをそのままチープに表現するのではなく、部分的なクオリティをキープして「実はわかっているけど、わざとやっている」という共通認識のもとに演出(悪ノリ)していく。

 

カニカピラは、キャラクターデザイン、背景のイラストレーション、オープニング用の素材制作など、あらびき団としての空気感をビジュアライズしているさじ加減の微妙なラインのデザインを担当していましたが、チーフディレクターさんとは、以前にフジテレビ、ポンキッキーズの 「やさい星人あらわる」でご一緒していたこともあり、スムーズに個性的なビジュアルをガシガシ作成していきました。

 

キャラクターのデザインについては、バリエーションが必要だと思っていましたので、空気感をいかに共有するかを考えて、スタッフ全員でキャラクターを作っていくことにしました。「誰が面白い絵を描けるか」という空気の中でセンスやノリを共有しながら作画していく。ブレインストーミングしながら、デザインしている感覚で数人で短時間にリアルタイムにラフデザインを行って、個性はまちまちなのに、どこか同じ空気感をもっている不思議なキャラクターが、300体ほど生まれました。
その中から、ディレクターさんのセレクトにより厳選されたキャラクターたちをテレビの自主規制ガイドラインにそって、修正(胸が露出しているキャラクターは胸を隠す処理をするなど)して、最終的にしぼられた100体程度が画面に登場しています。

 
 

 
一見するとスカスカで気になる感じがあったり、逆にクオリティが高く作り込んである所が存在することで、“実はわかって遊んでいる”という、斜めに構えた番組の “ノリ” を表現しました。同時に、毎週放送されるものでもあるので、飽きずに見続けれて、“いつもなにか発見がある” ことも意識しながら最終の着色やブラッシュアップを行っていきました。

 
これらができあがったキャラクター達の一部です。
  SMAP的(あくまで的です)なアイドル風
  80%OFFをかかげる謎のマスクマン
  宇宙服を着た少女
  片目の怪物
  ジョイナー風のスプリンター
  目線入り家族
  キュビズム的な人
  藁から飛び出るダイバー

 
 

また、スタジオセットにあわせて、サーカス団の小屋、それを囲むスタジアム(お客さんはスタジアムで鑑賞しているといった設定)などもデザインしていきました。オープニングはそのスタジアムに入るアニメーションになっていますので、ここにもサーカス小屋まわりには登場していない、多くのキャラクターがお客さんという設定で並んでいます。

 

▼エントランス(左) と サーカス小屋背景(右) ラフデザイン

 

▼サーカス小屋

 
arabiki_opening

 
結果、奇想天外な世界観ができあがり、「ネタ+演出込みのお笑い番組」として、「あらびき団」は深夜枠で独特の存在感を放つことになります。
※ネタそのものだけではなく、東野さんと藤井さんのリアクションやつっこみ、ディレクターさんの悪意ある演出によって笑いが成立するというのがあらびき団のスタイルでした。

 

4年間の間に、チーフディレクターは交代し、ADさんがディレクターに昇格するなど変化を経つつ、そのコンセプトは受け継がれて番組は進化していきました。カニカピラもシーズンに合わせて、ニセレッカーくん(爆笑レッドカーペットのキャラクター)、飛行機ホン○ンさんなど、新しいキャラクターを追加しつつ、番組も楽しく拝見させていただいていました。

芸人を「素材にする」といった考え方をベースにしていたためでしょうか、日頃のネタとは違ったものを番組の中で披露していた芸人さんも多くいたようです。収録される芸人さんには、構成作家がついてあらびき団用にネタが練り込まれていて、ブレイクする芸人さんはその経緯の中で開眼していったという話も聞きます。

 

 

多くファンを生み、また幾多の芸人さんをブレイクさせることになった、「あらびき団」は2011年9月、惜しまれながらの放送終了となりました。テレビでは、ここでしか見られない芸人さんも多く存在していたので、それが見れなくなってしまったのが、本当に悔やまれます。「あらびき団」の栄誉をたたえ、ここに制作記録をまとめさせていただきました。「あらびき団」フォーエバー!
 
姉川

 

 


バリバラ Barrierfree Variety Show その2

2012/06/14  Category: works,web,design,recommend

カニカピラがロゴやメインビジュアルの他、本編オープニング映像やWebサイトを手がけている、NHKの番組「バリバラ」(Eテレにて毎週金曜21:00~放送中)。今回は各デザインの考え方について、詳しくご紹介したいと思います。

 

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前回のブログでも触れましたが、「バリバラ」のビジュアル表現の目的は、社会が障害者に抱いている既成イメージを変えていくこと。障害をウィークポイントではなく、チャームポイント(個性・感性・才能)として表現することでした。
ウィークポイントを補うための能力アップ、感じ方の多様化、コミュニケーションスキル、人としての深みといった、障害を持つ方が自然に身につけてきたプラスの感性を個性として捉えることで、視聴者の価値観を、楽しくゆさぶるようなビジュアルを生み出す。これが『バリバラ』のビジュアル表現の骨子です。

 

落語家 福点さん(視覚障害)

 

オープニングでは、障害者の方のそれぞれの障害や個性にあわせてヒアリングしながら、特徴を前向きにとらえたビジュアルを作っていきました。撮影現場では、皆さん非常に協力的で、「バリバラ」の番組意図に共感して、撮影を楽しまれていたのが印象的でした。

 

オープニングの役割は、視聴者にまず興味をもってもらうことだと考えていました。オープニングが「?」「!」であったとしても、本編を見て番組内容や意図の理解を深めてもらううちに、オープニングでの違和感やインパクトを「そうか!」 に変える瞬間を作る。そうしたストーリーで番組全体のコミュニケーションをデザインしています。

 
 

また、番組のメインMCで登場する4人ついては、「バリバラ」の未来の価値観を切り開いて行く存在として、ファンタスティックフォーのような異形のヒーロー、ヒロインとして位置づけています。

 

バリバラの女王 大橋グレースさん(多発性硬化症)

 

●大橋グレースさん(多発性硬化症)、設定は恋多きバリバラの女王。
ギリシア神話に登場するメデューサ(ヘビの髪の毛と、見たものを石に変える能力を持つ)がモチーフです。髪の毛のヘビが人の手になっていて、沢山の人の手が彼女をささえています。

 
 

他のMCの方も、様々な設定を作ってビジュアルに落とし込んでいきました。
 

●玉木幸則さん(脳性麻痺)、設定はバリバラの知恵袋。
障害を超越しているが、燃費が悪くおっちょこちょい。超人ハルク+ヨーダをモチーフにした、河童のような一見不思議な容姿だが、実は思慮深い。

 

●大西瞳さん(義足のスプリンター)、設定はバリバラのお色気キャラ。
義足を武器にして、障害をものともせず、ぐいぐいと進んで行く。運動能力抜群で元気、ナイスバディ。

 

●山本シュウさん、設定はバリバラのムードメーカー、コミュニケーター。
世話焼きでおしゃべり好き。コミュニケーション能力が高く、無駄な所にまで首をつっこんでいく。おせっかいが必殺技の少し変わったヒーロー。

 
 

 
 

続いて、ロゴデザインに込められた意味、背景をご紹介します。


バリバラのロゴは、トライバルタトゥーをモチーフにした、団結のサインを表す“ トライバルロゴ”です。タイリングして使用するなどの法則性があり、単体での使用とは別に、目印をつけたり境界を区切ったりと、様々な使い方が可能です。コミュニケーションの濃さや、仲間意識なども表現できるマークとして制作しました。

 

 

トライバルタトゥーは世界各地で見られる共通の行為として知られています。彫られている時の忍耐や痛みの恐怖に打ち勝つ勇気を経て、社会的ステータス、呪術的な地位を手に入れたと考えられています。こうした背景は、障害者の方々がこれまで培ってきた「歴史」ともリンクすると考えました。
差別を受けながらも、自ら闘って権利を勝ち取ってきた歴史。決してキレイごとではなく、泥臭い歴史があるからこそ、そのつながりの先に『バリバラ』がある。『バリバラ』もその前身となる『きらっといきる』でのトライ&エラーを経てたどりついた番組でもあり、番組制作スタッフの方々の想いがつまった番組です。これらの歴史や想いを“ トライバルロゴ ”に込めました。

 

また、“ 社会が障害者に抱いている既成イメージを変えていくこと “に直結するストレートなイメージ作りのため、メインカラーには赤を選択しました。地味・かわいそうといった従来の福祉のイメージを変えて行くアンチ福祉色、隔てられてきた健常者との壁を内側から壊すための強い色。バリアフリー革命のプロパガンダカラーです。

 
 

「障害をチャームポイントとして表現した人物」 、「トライバルロゴ」、 「アンチ福祉色の赤」の各要素を元に、バリバラのメインビジュアルではロシア構成主義の考え方をベースにした、明快な色と図柄によるインパクトを重視した画面作りを行っています。

 

 


抽象性、革新性、象徴性などを特徴とするロシア構成主義は、1910年代半ばのロシアの社会主義革命と連動して発展した芸術運動で、今日のデザインの原型を作ったとも言われています。「バリバラ」も“ 社会が障害者に抱いている既成イメージを変えていく ”という、小さくて大きな革命を目指している番組のため、そうしたロシア構成主義の時代背景や、幾何学的なリズムと強さに重点を置いたデザイン要素は、画面作りのベースとなるモチーフに最適でした。

 

番組の主役である「人物」を中心に、画面を大きく切り取る構図、直線的で幾何学なモチーフ、要素を拡大解釈して強調した画面構成は、ポスターや駅貼り広告、ステッカーなどの広報ツール、番組本編のオープニング映像、Webサイトなど、共通するグラフィックパターンとして使用されています。オープニングでは、グラフィックを変形させてフレームにするなど、構図を動きで再構成しています。

 
 

また、Webサイトでは番組の受け皿として、視聴者の意見を拾い上げコミュニケーションを循環させることが求められました。

「 番組を見る → 視聴者が番組やテーマについてどう思っているのか投稿する → 掲載 → 掲載を見た他の視聴者が意見をおくってくれる → 番組などにも反映される 」 といったコミュニケーションの循環させることがテーマです。様々な条件の方がサイトを利用することが想定されたため、ユニバーサルデザインを考慮したデザインの調整を行っています。

 
下記はその一例です。
 

●アイコン
文字を読まなくても伝わるものは、できるだけ絵でわかりやすく明快に伝わるように工夫。

●カラーコントラスト
色覚の個人差を問わず情報の判別が出来るよう、色で区別させたり、同じようなトーンの色を使って見えにくい状態を避ける。

 

●文字サイズ
通常よりも大きめの13pt、もしくは15ptで本文などサイト全体を制作。
 

●テキストデータ
視覚障害の方など、音声読み上げソフトを使ってサイトを閲覧している方も多いので、サイト情報は出来る限り、画像ではなくテキストで構成。
 

●プルダウンメニューは未使用
プルダウンメニューはインターフェイスとして難点があるため投稿などで必要な場合は、選択式のラジオボタンを使用。

 

リリース後、バリバラR(ラジオ)の文字起こしなども視聴者の要望によって実現されています。

 
 

 
 

最後に、バリバラには進行役として、もしくは番組の中身に関係なく、自分の好きなタイミングで好きなことを言って消えて行く、キャラクターたちが登場します。

●イトーさん:知的障害の設定、天使のように純真でいて、突然真理を言い当てるキャラ。伊藤愛子さんのナレーション。
●カンベさん:発達障害の設定、よくしゃべる、我が道をいく、空気が読めない(読まない)キャラ。神戸浩さんのナレーション。
●アイちゃん:視覚障害の設定、たまに登場して恥ずかしがる、無駄にお色気のキャラ。はるな愛さんのナレーション。

 

このキャラクターたちには、あえて大きな意味や役割をもたせていません。彼らは全体の中で唯一自由に活躍する存在です。ガチッとした番組構成、デザイン構成の中で一服の清涼剤として、自由気ままに動いて話して、番組にヌケ感をつくって欲しいと思っています。

 
 

 

2012年4月にスタートしたバラバラは、今日現在(2012年6月)で放送開始から2ヶ月を過ぎました。ネットでの賛否両論含めて、時には波紋を呼ぶこともあるかもしれません。でも、出演者の玉木さんなど障害をもった方々の考え方が、バリバラの番組コンセプトを下支えしているような所もあり、そういったことも含めて「No Limits」が掲げられる、決してNHKが一方的にやっているものではないということもバリバラを構成する大きな要素だと思っています。

 

これはぼくが個人的に思うことですが、例えば、玉木さんの場合、地頭が良いということはもちろんですが、加えて障害があることで、それだけ多くの考える機会を得て来たという、大リーグボール養成ギブスのような負荷を受けてきたからこそ気づく知性、感覚もあって、障害=マイナス、というのは少し想像力に欠けているのではないかと感じる機会がありました。
できないことがある分、できることが増えるのも真理なので、もちろん、障害は多種多様で一概にくくることには無理はあるのですが、障害がもつプラス面にも想像力を働かせてみると、ぼくらの暮らしはもう少し楽しく生きやすくなるのではないかなと思っています。

 

バリバラは障害者をテーマにした番組ですが、本当はもう少し広く、人の見方、見立てについての番組なのだと思います。そして、これは他人事ではなくて、今、自分や自分の身近な人に起きている主題を扱っている番組でもある。そう感じてもらいたい、、、というのがぼくの気持ちでもあります。

 

カニカピラでは、毎週Webサイトの更新も行っています。グレースさんの連載コラム、はるな愛さんがパーソナリティーを務めているラジオ「バリバラR」のページも楽しいのでチェックしてみてください。目指す所は遠いですが、多くの人に障害者についての興味や関心を持ってもらおう、というのがバリバラの目指すファーストステップなのだと思います。皆さんの声が制作チームの励みになることは言うまでもありません! (姉川)

 

 


バリバラ Barrierfree Variety Show 

2012/04/18  Category: works,web,design,recommend

2012年4月6日(毎週金曜日21:00~)からNHK・Eテレにて 『バリバラ ~障害者情報バラエティー~』 の放送が開始されました。カニカピラでは、番組ロゴ、オープニング映像、キャラクターなど、本編で使用されるビジュアルから番組サイトまで、ほとんどのクリエイティブを制作しています。

 

詳細を表示する

『バリバラ』 は、1999年からNHK教育(Eテレ)で放送されていた福祉系情報番組「きらっといきる」内の企画「バリバラ~バリアフリー・バラエティー」がレギュラー放送化したもので、これまでの“障害者=真面目、がんばる”という既成のイメージを打ち壊すために「No Limits」をかかげる日本のテレビとしてはかなり刺激的な情報番組です。

 

番組は次のようなコンセプトに基づいて製作されています。「バリバラ=“バリアフリーバラエティー”、恋愛、仕事から、スポーツ、アートにいたるまで、日常生活のあらゆるジャンルについて、障害者が “本当に必要な情報” を楽しくお届けする番組。モットーは “No Limits(限界無し)” 。これまでタブー視されていた障害者の性やお笑いのジャンルにも果敢に切り込みます。本音をとことんぶつけあい、一緒に笑って、一緒に考えて、本気でバリアフリーな社会を目指します!!」
VTRにはコント風の再現ドラマや突撃リポートなど、障害者の日常を視聴者に分かりやすく伝えるバラエティ的な演出の工夫があり、スタジオには様々な障害のある人たちが毎週登場します。


 
 
▼ 『バリバラ』 番組本編オープニング映像

 
“これまでの伝統的な福祉番組のスタイルを刷新し、社会が障害者に抱いている既成イメージを変えていくこと。障害者独特のテンポ感や、ライフスタイルに着目し、それをリブランディングしていくこと。” 
こういった番組の目的やディレクターの思いを受けて、『バリバラ』のクリエイティブは制作されました。障害をモチーフにしたインパクトのあるビジュアルの数々は、障害を持つことで研ぎ澄まされた、個性・感性・才能を表現しています。障害をチャームポイントに変えていくこと、逃げずにそこにフォーカスすることで、バリアフリーな番組としての取り組みを視覚化したいと考えたからです。「こんなことしていいの?」「笑っていいの?」と、視聴者の中に「 !? 」を投げかけることで、障害者に対する心理的なバリアを取り払い、社会が障害者に抱いている既成イメージを変えていく、それこそが『バリバラ』のビジュアル表現が目指すものです。

 
 
▼ 『バリバラ』 クラッチ映像(番組宣伝用映像)

 
次回のブログにて、ロゴ(トライバルタトゥーをモチーフにした“トライバルロゴ” )についてや、ポスターや番組サイトにも使用しているメインビジュアルの画面構成(構成主義をベースにした表現)、キャラクターデザイン(それぞれに障害を持つ3キャラ)、サイトデザイン(ユニバーサルデザイン)、障害者のリブランディングについてなど、詳しくご紹介したいと思います。

 
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お話をいただいてから様々な話を聞き、下調べを行い、制作しながら感じたことですが、一番は障害者に「慣れる」のが大切なことではと思っています。だからテレビは非常に有効だし、作る側が今の世間の基準にあわせて遠慮してはダメ。結果、意識的にリミッターはずしながら制作をおこないました。障害を持った方は、見た目は少し違う風に見える場合もありますが、中身はもちろん同じ、もしくは健常者よりは人間的にこなれている人が多いのです。障害もすごく多種多様で、ひとくくりに話すには無理がありますが、かわいそうとか、特別という言う感覚はこころに壁があることの証明みたいなものなので、「真面目」で「頑張る」「可哀そう」といった障害者イメージがこの番組によって変わっていくことを期待して、今後も制作を続けていきたいと思います。(姉川)
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『バリバラ』番組本編は、Eテレ[毎週金曜、21:00~21:29]、または再放送[毎週水曜、24:30~24:59]でお楽しみください。
Twitter 「@nhk_baribara」 からは番組の最新情報や取材エピソードなどもチェックできます。

 


カニカピラが大切にする クリエイティブ3工程

ヒアリングした想いや要望を整理します。
市場のデザイン調査などもふまえて、整理の過程での発見を共有し、クリエイティブの土台をつくります。

共通認識をベースに、最適な表現を考えます。
ユーザーの共感と関心を得るために絞り込んだコンセプトにそった形で、独自性あるクリエイティブ表現を行います。

ユーザーの感情や気持ちにどういった方法で響かせるのかを計画し、演出します。
つくったものを、作り手の気持ちごと伝える、とても大切な工程だと思っています。

という3つの工程がふめて、はじめて質の高いクリエイティブがリリースできると考えています。

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