アソビズム
2012/10/18 Category: works,web,recommend
『ドラゴンリーグ』 や 『戦国リーグ』 などのソーシャルゲームの開発や運営を手がけている 株式会社アソビズム のコーポレートサイトのリニューアルを行いました。個性豊かな会社のブランディングの一環として、美しく楽しく心に響くようなサイトをデザイン。「あ」の動きの表現や、ボールのはじけ方やリズムなど、随所にこだわった作りとなっています。
クリエイティブとオリジナリティ、そして“アソビゴコロ”を大切にするアゾビスムは、単にゲームをつくっているのではなく、その先にあるコミュニケーションやライフスタイルをつくっていくことを標榜する、クリエイション主導のゲーム会社です。“オモシロイものをつくり続ける”というマインドのもと、何よりもつくることを優先し、厳しく楽しくゲーム制作に邁進する、そんなアソビズムさんの志ある方向性を示唆し続けられるブランドサイトを目指しました。
ヒアリングの段階で出てきたキーワード、「 “つくる” と “こわす” 」 「変化していく」 「つくり続けていく」 「アナログ感」 「シンプル」 「ひっかかりがある」 などの中から、社内にボルダリングスペースがあったり、柱がホワイトボードになっていたり、木や植物が多いなど、のびやかで楽しい社風も考慮して、サイトコンセプトを 「洗練されたのびやかさ」 としました。
のびやかな自由さが感じられる一方、クリエイションへの厳しさ、仕事への真摯な姿勢など、会社の雰囲気をそのままサイトに落とし込むこと、それが何よりもブランディングになるのでは!というのが今回のサイト制作のベースにある発想です。
また、日本古来のひらがなを用いたアゾビスムの「あ」のロゴは、ゲームやコンテンツを通じて日本独自の文化や企業感を世界へ発信するシンボリックなものとしてデザインされたもので、「あ」の持つ柔らかさと、ひらがなの持つオリジナリティは、アソビズムの企業イメージそのものを表していると言います。サイトをデザインするにあたって、そんな想いが詰まった「あ」を、まずはいかにしてシンボリックに、チャーミングに表現するかに力点をおいて構成していきました。
有機的な動きを「あ」に加えることによって、ロゴに込められた意味をよりストレートにインパクトをもって伝えたいといった意図から、http://www.blobsallad.se/の動きなどを参考に「あ」のモーションを計画。生まれては変化し、次々とつくり変えられていくクリエイションの様子を、画面全体の大きな演出として、下降しては弾けるカラフルなブロックの表現を使って設計しています。
最終的に、ロゴが目を引くTOPページでは、上から降ってくるモノクロのブロックが「あ」の文字にぶつかったり、スライドするコンテンツにぶつかると、たちまちカラフルな複数のブロックに変化し、はじけ飛ぶような演出が加わっています。「あ」の文字やブロックはマウスで触ることができ、眺めて楽しいだけではなく、ユーザーに飽きさせない仕組みになっています。下層ページでも、ブロックをマウスでドラッグすると動かすことができ、チカチカ反応します。こうした様々なギミックとデザインを一体化させることで、アソビズムさんの持つ 「洗練されたのびやかさ」 を実現していきました。
デザインからJavaScript によるアニメーションの演出にいたるまで、細部にわたって緻密に表現し、サイトの重さ対策や、iphoneでの最低限の閲覧、WordPressでの更新など、技術的にも多くの課題と要望をクリアしてのリリースとなったアソビズムのコーポレートサイト。今後、このサイトがアソビズムさんの楽しいストーリーを紡いでいくためのベースとなって、発信起点となることを、カニカピラ一同、楽しみにしています。
A TRIBUTE TO PENGUIN CAFE
2012/10/17 Category: anekawa,embroidery
1970年代にデビューし、あらゆる音楽要素を織り交ぜ、映画やアートシーンにも影響を与え続けるイギリスの伝説的な室内楽団 「Penguin Cafe Orchestra(ペンギン・カフェ・オーケストラ)」。その遺志を継ぎ、名前を変えて再始動した 「Penguin Cafe(ペンギン・カフェ)」の来日にあたって、2012年10月1日(月)~11月3日(土)までの期間、Coolie’s Creekにて開催される 「A TRIBUTE TO PENGUIN CAFE/ペンギン・カフェ・トリビュート」 展に姉川が参加しています。
展示には、イラストレーター、フォトグラファー、グラフィックデザイナー、現代美術家など、各界のビジュアルアーティストがジャンルを超えて緊急参集、「ペンギン・カフェ」や「ペンギン・カフェ・オーケストラ」に想いを込めた作品を出展しています。
▼新生「ペンギン・カフェ」
*参加アーティスト/姉川たく、新井夏希、安斎肇、飯田淳、井口真吾、伊藤桂司、石田昌隆、影山徹、川上尚見、河村康輔、北村佳奈、黒田潔、サイトウユウスケ、佐藤直樹(ASYL)、ジョージ安藤、白根ゆたんぽ、信藤三雄、鈴木直之(タイクーングラフィックス)、高橋キンタロー、寺門孝之、寺田克也、中山ダイスケ、永井博、那須慶子、坂東慶一、氷見こずえ、ヒロ杉山、真舘嘉浩、三浦憲治、水野健一郎、ミック・イタヤ、宮師雄一(タイクーングラフィックス)、矢吹申彦、山本ムーグ
姉川は「ペンギン・カフェ・オーケストラ」の、ペンギンの頭をした人間が描かれたアルバムジャケットのビジュアルからインスパイアされた作品を制作。各1点ずつの限定品になりますが、会場にて展示販売中ですので、ぜひご来場ください。
▼ (左)「Music For A Found Harmonium」/(右)「父と息子」
「 A TRIBUTE TO PENGUIN CAFE/ペンギン・カフェ・トリビュート 」展
●日時 2012年10月1日(月)~11月3日(土) ※日曜定休
●会場 白金高輪 Coolies’ Creek(クーリーズ・クリーク)
〒108-0078 東京都港区白金1-2-6 ※東京メトロ南北線/白金高輪駅(4番出口)から4分
tel/03-6459-3313 fax/03-6459-3314
●営業時間 月~金 LUNCH 11:30~14:30 (FOOD L.O.)
DINNER 18:00~23:00 (FOOD L.O.)/23:30(DRINK L.O.), CLOSE 24:00
土 BLUNCH 12:00~15:00 (FOOD L.O.)
DINNER 17:30~23:00 (FOOD L.O.)/23:30(DRINKL.O.), CLOSE 24:00
●主催 TAMBOURIN GALLERY(タンバリンギャラリー)
会場のCoolie’s Creekは、80年代の東京を代表する伝説のレストラン・バーで、2009年に白金に復活した現在も、多くの人々に支持されているお店です。展示は11月3日(土)まで開催してますので、ぜひお立ち寄りください。
kamimitate
2012/10/12 Category: products,press
カニカピラが立ち上げたプロダクトブランド “ kamimitate(カミミタテ) ” のサイトがオープンしました。kamimitateの第一弾となる製品、紙の時計 「fade clock」 は現在、東京ステーションギャラリー内のミュージアムショップ 「TRAINIART(トレニアート)」 にて販売しています。今後も取扱店を増やしていく予定ですので、製品情報とあわせて、詳しくはサイトをご覧ください。
「fade clock」 は “パルプモールド” と呼ばれる製法でつくった時計です。(Pulp=「製紙に用いられる繊維」、Mold=「型」)
パルプモールドは、卵や果物のパックやトレイ、家電製品の梱包時に使われている緩衝材など、わたし達の生活の身近なところで使われていますが、繊維状にバラバラになった古紙が集められ、型に詰められた後、乾燥させることで形が出来ていきます。
パルプモールドの可能性を広げるため、古紙を使ったアイディア商品の開発にも力を注いでいる名古屋モールドの協力のもと、「fade clock」の製品化が実現。製造工場まで出向き、打ち合わせと試作を何度も繰り返し、4ヶ月をかけてようやく完成しました。
▲粘土のモックアップと、完成したプレス型。
油粘土で何個も試作をし、最終的にカタチが決まったものをスカルピー(造型用の樹脂粘土)で成形。
金型をつくるための見本として、工場に送った現物です。
風化する美しい時間をテーマにした「fade clock」。多くの人に愛着を持って使ってもらえることを願っています。
fade clock
¥5,800 (税込み価格¥6,090)
size:215×215mm / Weight:90g(電池装着時110g) / Material:モールドパルプ(古紙) / 撥水加工付き
kamimitateの第二弾、雪山をモチーフにしたアクセサリートレイは2012年冬に発売予定です。こちらもどうぞご期待ください。
Webデザイナー・HTMLコーダー 募集
2012/10/10 Category: news
カニカピラでは現在、 Webサイトやスマートフォンサイトのデザイン制作をメインに、HTML・CSSによるコーディングの他、更新や運用などのWeb制作全般をお任せできる、Webデザイナー・HTMLコーダーの募集を行っています。詳しくは CBCNET WORK に募集要項を掲載していますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。
二子玉川ビエンナーレ
2012/10/04 Category: anekawa,embroidery
2012年10月6日(土)・7日(日)の2日間、家族みんなで楽しむ街角の芸術祭として開催される 「二子玉川ビエンナーレ」 に姉川が参加。二子玉川駅からほど近い美容室55JETでの作品展示の他、メイン会場となる二子玉川ライズ1Fガレリア(巨大な吹き抜け空間)の物販ブースにてワッペンを出展します。
週末ともなれば、たくさんの親子連れでにぎわう二子玉川。この秋、初開催となる 「二子玉川ビエンナーレ」 は、家族連れが集う街角に、本物のアートを集める芸術祭です。国内外で活躍しているアーティストたちの作品展示の他、ワークショップやトークショー、河川敷を利用した特設広場など、街全体がアートギャラリーとなり、様々な角度からアートを楽しめるコンテンツがそろいますので、ご家族やお友達同士で、ぜひご参加ください。
「二子玉川ビエンナーレ」
●会期 2012年10月6日(土)、7日(日) 10:00~17:00
●会場 二子玉川ライズ1F~3Fガレリア玉川 / 玉川高島屋S・C 1F
二子玉川の協力店舗(カフェ・美容室・ショップ・施設他)/ 多摩川河川敷(ワークショップ・テント体験他)
世田谷ものづくり学校(サテライト/ワークショップ・物販)他
※入場無料(一部コンテンツにより有料)
●主催 二子玉川ビエンナーレ実行委員会
●公式サイト http://futakotamagawabiennale.com/index.html
▲55JETでの姉川の展示の様子。トルソーに糸を巻いた「pithecus(ピテクス)」と、額装したワッペンの作品を展示しています。
二子玉川の駅から徒歩3分の場所にありますので、こちらにもぜひ足を運んでみてください。
* 展示会場 55JET *
address. 東京都世田谷区玉川3-4-2 ベルフラット玉川2F
tel. 03-3707-3236
東京ステーションギャラリー
2012/10/02 Category: products,anekawa,embroidery
東京駅の復原工事完了に伴い、2012年10月1日より新しく開業した「東京ステーションギャラリー」。その中に開業するミュージムショップ 「TRAINIART(トレニアート)」 東京店で販売される、オリジナルのポストカードのデザインを姉川が手がけました。
東京ステーションギャラリーは、駅を単なる通過点ではなく、香り高い文化の場として提供したいという願いを込めて、1988年に東京駅丸の内駅舎内に誕生しました。2006年からの東京駅の復原工事のために一時休館となっていましたが、2012年10月に復原工事を終えた駅舎内にて、6年半ぶりに新しいスタートを切ることになりました。
再開館した東京ステーションギャラリー内には、アートやデザインに特化したミュージアムショップ 「TRAINIART(トレニアート)」がオープン。ショップオリジナルとなる限定ポストカードの商品開発に10数名のアーティストやデザイナーらが参加、「東京駅」や「東京」をモチーフに、おのおのが得意な手法を使って自由に表現しています。
▼姉川は重要文化財でもある “東京駅赤レンガ駅舎” をモチーフに、刺繍で2パターンの作品を作成しました。
また、トレニアート東京店では、世界各国のアートグッズや新進アーティストらの商品の他、日本の玄関口として東京駅を利用する海外からのお客さんにも楽しんでもらえるような、日本の伝統や文化が融合したデザイン性の高い“日本のお土産”を提案。
そうした商品ラインナップの中で、カニカピラのプロダクトブランド “kamimitate(カミミタテ)” の 「fade clock」 も販売しています。
fade clock
¥5,800 (税込み価格¥6,090)
size:215×215mm / Weight:90g(電池装着時110g) / Material:モールドパルプ(古紙) / 撥水加工付き
DESIGNTIDE TOKYO 2011 でのプレ販売後、ご好評につき初回プレス版は完売となりましたが、その後、撥水加工を加えて機能性をプラス、重量を軽減するなど、更に軽やかな仕上がりになっています。現在、「fade clock」 の取り扱いショップはトレニアート東京店のみですが、製品のお問合せやご購入は<products@kani-design.com>までお気軽にご連絡ください。